「ダーリン・イン・ザ・フランキス」 13話 感想

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引きがあまりにも良すぎる。

 

 

 13話「まものと王子様」

暴走するゼロツー、ストレリチア内部での”シンクロ率”が異常値にまで昇り…

というところで前回の終わり、今回はその続きだが、暴走のさなかでゼロツーと深層意識が融合しかけたヒロの消された記憶の回想という形で物語が進行していく。ときどきゼロツー視点。

 

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後の博士の発言・及び青い血の色から、ゼロツーが実験によって生まれた竜とニンゲンのハーフ体であることはほぼ確定か。(前回オニとか言ってたけど全然竜でした)しかもその中でも成功例。おそらく失敗作はそのまま叫竜化してしまうのだろう。何故すぐに人体実験に回されず、回想当初のように大人しく「飼われていた」のか…。博士のいるプランテーションとは別の、遠くの隔離施設で生まれた実験体だったのかもしれない。”不安定期”のような期間を経て竜化しなかった=成功例なのか。

 

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ロリイチゴかわいい。

 

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一方「ガーデン」では。(ヒロ視点)

コドモは訓練や投薬で感情すら抱けなくなっていく中、感情があることが異質に思えて不安になるイチゴや「何故」という疑問を常に抱くヒロ。一緒にいるコドモに名前を付けるという、おそらく普通では生まれない発想。道具であるコドモにアイデンティティたる名前は不要なのだろう。明らかに他のコドモとは一線を画しているまさに神童だった様子。ミツルが憧れるのも分かる気がする。

 

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ガーデンのあるプランテーションにゼロツーが運ばれて本格的な実験が開始。

唯一のプレゼントである絵本のみが心の拠り所となっている。ありがちだけど心が痛む。

そしてそれを偶然見かけて、自らの疑問や好奇心により接近を目論むヒロ。もうこの時点で「自分で考えることができるコドモ」であるヒロにとってはオトナたちへの不信感は相当なものだったのだろう。

 

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逃避行~捕獲。知ってた。

ヒロは案の定記憶を消されるが、ゼロツーの記憶が消されたのかはちょっと分からない。てっきりゼロツーは覚えているとこれまで思っていたが、消されていなかったら博士と会話とかする?あんな酷い実験をされた相手に?大人しく(大人しくないけど)フランクスのパイロットをやっているのも疑問に思えてくる。

 

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ヒロのパイロット適正はゼロツー(竜)の血に抗体ができていたからというのは分かった。異常にシンクロしてしまうのもこれが原因だろう。ペロペロ。

 

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このゼロツーの最後の表情から察するに、「過去の記憶は完全には消えておらず曖昧だが、あの約束の子がヒロであることは覚えていなかった」ということも考えられる?

→今回の意識融合でヒロがゼロツーのことを思い出して、それを聞いたゼロツーも「お前だったんかい」という驚きの表情という可能性も…。

もしくは普通に、ヒロが約束の子だと知っていたが記憶が消されていることも知っていて、今回思い出してくれたことへの反応。

 

ゼロツーがあの事件以降どういう人生を辿って今の「ストレリチアのピスティル」というポジションに収まっているのか(9’sとの関係など)はまだ不明なため、ゼロツーが何を想うのかはちょっと読めない。

 

おまけ

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ゼロツー視点はきっとこうだよなという対比。再び王子様が迎えに来てくれた、みたいな。うーん、こういうところ上手いねえ…。